六華の歴史に新風を

 

  2017 年六華同窓会総会・懇親会の幹事を務めさせていただきます南 42 期を代表してごあいさつを申し上げます。
 私たちは、南 41 期の先輩より昨年 11 月に引き継ぎを受け、学校林散策会や六華ゼミ、 10 月の懇親会に向けた準備を進めているところです。なにぶん不慣れではありますゆえ、皆さまからご指導・ご鞭撻をいただけますよう、お願い申し上げます。なお、今年の総会・懇親会は平成 29 10 21 日(土)の開催を予定しております。昨年度同様、ご出席のほどをお願いいたします。
 南 42 期は「華を咲かそう。風を吹かそう。」を 1 年間の同窓会活動のテーマとしました。六華の同窓生たちが集う場では、話に華が咲くことでしょう。久しぶりの再会や新たな出会いを通して、新しい風も吹くことでしょう。同窓生一人ひとりの華は大きさも色も異なりますが、一堂に集うことによって鮮やかな大輪となり輝きを放つことと思います。同窓の皆さまにとって、そのような 華が咲き、風の吹く 場となるような会を作り上げ、そこに多くの方々に集っていただきたいという願いをこのテーマに込めました。
 私ごとではありますが、この度、総会・懇親会の実行委員長を務めることになりましたが、長い六華同窓会の歴史上、私が初の女性実行委員長であるということを後に知り、改めて身の引き締まる思いでおります。
そこで、札幌南高生と女性という観点で南高の歴史を振り返ってみますと、女子生徒の占める割合は 32 期生の 26 %から増加の一途をたどり、 55 期生で 50 %台に達するというデータがあります。私たち 42 期生の時代は、女性比率が約 40 %と、ちょうど 10 年かけて女性の割合が 15 %程度増加した時期であり、学内においてその役割が確立してきた時代と言えるのかもしれません。今日においても、政府の成長戦略の中に「女性が輝く日本」が掲げられ、昨年 4 月には女性活躍推進法も施行されています。このように女性の活躍の場が拡がる変革期の中で、諸先輩の築いてくださった伝統ある六華の歴史を大切に受け継ぐとともに、そこに女性という視点も合わせた新風を我々が吹き込むことで、新たな歴史の構築に貢献したいと考えております。
 最後となりましたが、六華同窓生の皆様のご健勝、母校・六華同窓会の益々のご発展、そして来年この場にて皆様にお目にかかれますことを心より祈念申し上げ、ご挨拶に代えさせて頂きます。

 

2017年六華同窓会 総会・懇親会実行委員長 山下美妃